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歩くことで幸せになれるのか。

更新日:3月6日




もちろん、この社会には歩きたくても歩けない人たちが大勢います。それでも、人や機械の手を借りて、自分の思い通りに、自分の行きたいところへ移動し、景色の移ろいを楽しみ、新しい何かを発見しようとするのは、太古の昔から、日々の糧を求めて、安住の地を探して、歩き続けてきた人間のDNAに刻まれた根源的な欲求だと思います。ですから、幸いにも、自分の足で歩くことが出来る人は、それだけで十分に幸福です。


歩く = 人間の根源的欲求を満たす = 幸せ


一方で、近代以降の文明社会は、人間に、鉄道、自動車、船、飛行機など、歩くよりも早く遠くへ移動する手段を与えてきましたが、これは、人間の日常から歩く機会を奪い続けてきた歴史だとも言えます。さらには現在のインターネット社会で、一歩も歩かずに生活が出来てしまう環境に置かれた人間は、気付かないうちに、歩くことを忘れ、歩かないことによる見えないストレスに曝されているのかもしれません。当然、歩かないことで足腰が衰えれば、筋力だけでなく、血流が滞ることで心肺や内臓にも悪影響が及びます。内臓(特に腸)の活動が弱まれば、それは脳に伝わり、自律神経を乱し、心身の不調を起こしやすくなります(「腸脳相関」と呼ばれています)。


歩かない = 満たされない根源欲求 = 心身の不調


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