もっともっと、長距離を楽しみたい。
- Keiji IINUMA
- 2024年10月7日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年10月8日

歩くことと、走ることの、楽しさに目覚めると、もっともっと遠くまで、歩き続けたい、走り続けたいという欲が湧いてきます。太古の祖先のDNAが、そう思わせるのでしょう。
でも、ここで一つ、壁として立ちはだかるのが、遠いが故に長時間求められる集中力です。長距離に耐える基礎体力は勿論必要ですが、人間の集中力にはどうしても限界があります。何時間も歩き続ければ、よほどの絶景連続しない限り飽きてきます。そして、坂がキツイ、暑い寒い、脚が怠い、マメが痛いなど、ちょっとしたストレスでネガティブな気持ちが勝ってくる時があります。そんな時は、無理せずに止めて、途中から電車に乗ってゴールに向かうのも良いでしょう。
でも、なんとかその壁を越えたい思った方には、ストレスコントロールの方法をいくつかご紹介しましょう。
基本は深呼吸
ストレスの主原因はホルモンバランスの乱れです。自律神経バランスの乱れと言っても良いでしょう。「長い坂が続いて疲れた」という状態では、過度の運動で交感神経が優位となり、ストレスホルモン(ノルアドレナリン等)を分泌し、疲労感を高めて休息を促す自己防衛機能が働いています。疲労を取り除くには、ストレスホルモンの分泌を抑えて、幸せホルモンのセロトニン等を活性化させる為に、休息や睡眠が必要になります。つまり、疲れたら休む。当たり前すぎですね。
でも、休まずに頑張って歩き続けたいという時は、深呼吸を繰り返し、意識を呼吸に集中させ、副交感神経を優位に導くことで、自律神経バランスの回復を図ります。この、歩きながら(あるいは走りながら)の深呼吸に加えて、出来る限り一定のリズム運動も取り入れます。歩く(走る)ペースを一定にする、ポールがあれば一定のリズムを刻んで突く、自分の呼吸のリズムに集中する。
雑念が浮かび、とりとめのない事を考えている時は、脳内のDMN(デフォルトモードネットワーク)が働いて、脳内のエネルギー消費が最大化すると言われ、これが「脳疲労」を引き起こします。雑念を払って歩く(走る)ことに集中する瞑想状態を作り出すことで、「歩き(走り)ながら疲れを取る」ことが可能になりますが、ここまでくると、かなりの上級技です。
ちょっと疲れを感じたら、立ち止まって深呼吸。これだけでも十分効果は有ります。
集中力 = 深呼吸を上手に活用
※ストレスコントロールは、「TR1 疲れにくい走り方」に含まれます。
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